一度は行きたいアンゴラ共和国

今回は、アンゴラの話を書いてみます。共和国の話はしますが、村長さんの話はしませんので、あらかじめご了承ください。

外務省のHPによると、アンゴラ共和国は、人口約3600万人の国で、大西洋に面している(南側はナミビアと接している)国です。首都はルアンダで、総人口のおよそ4分の1がここに集中しています。国の面積は、日本の約3倍の約125万平方キロです。なお、ルアンダ(アンゴラの首都)とルワンダ(国)を間違えてしまう事のないように、皆さんもお気をつけください(いつも混同してしまう私が言うのもなんですが)。

アフリカ南部に興味があるといいながら、アンゴラにはまだ足を運んだ事がありません。理由は単純で、この国はポルトガル語圏だからです。私の知っているポルトガル語は、昔の大河ドラマで毎回聞いていた「Obrigado(ありがとう)」しかないです。同じく、言語的な理由でモザンビークにも行った事がないです(同じくポルトガル語)。
ルアンダを訪問した人に話を聞くと、とにかく物価が高い、という事でした。ただ最近、スポーツに関連して、カーボベルデ(アフリカ西部の国ですが)に少し興味が湧いてきたので(同じくここもポルトガル語圏)、ちょっとポルトガル語を勉強してアンゴラに行ってみるのもありかなと考えています。ちなみに、アンゴラへ行く場合、日本からの直行便は当然なくて、ドーハ、ドバイやアジズアベバ(エチオピア)を経由して行くことになりそうです。ヨーロッパ経由もあるのですが、想像いたよりは安い印象です(E〇pe〇iaで調べてみました)。

そんなアンゴラですが、上に少し書いた物価に関する懸念材料が、出てきてしまいました。

昨年の同じ時期(7月)は18.97%だったインフレ率が今年は31.09%になった。
2001~2024年の平均インフレ率は32.25%。(意訳)

Inflation rises again in July and stands at 31.09 percent
https://www.verangola.net/va/en/082024/Economy/41153/Inflation-rises-again-in-July-and-stands-at-3109-percent.htm

ちょっと待ってよ。せっかくポルトガル語をちょっと勉強して、遊びに行ってみようかなという気持ちになったのに、いきなり出鼻をくじかないでほしいです。まあ、ハイパーインフレ時のジンバブエとか南米のいくつかの国とインフレ率を比較すると、まだマシなほうかなと思ってしまうのですが、いち日本人としてみるとやっぱり高いですよね。だって、ざっくりと考えて、去年100円だったものが130円になっている訳ですよ。給料も大して上がらない中で、これは厳しいです。平均インフレ率を見れば、この国ではこれが普通なのだと理解できますけれど、貧乏旅行しないと難しいかなあ。
ちょっと、気持ちが萎えてしまいましたが、アンゴラ国内のインフレに備えてお金を節約しておきます。

せっかく遊びに行ってみるのならどこがいいかなと思ったら、ちょっと興味深い記事に巡り合いました。

Namibe州に合計101頭のラクダがUAEから到着する予定(一部は既にアンゴラにいる)
担当スタッフ「到着済みのラクダは健康で、こちらの気候にすぐ適したよ」
Namibe州は、ラクダを用いて観光客を呼び込みたい
将来は地域住民にラクダを飼ってもらって、牛乳や肉を生産してもらう予定(意訳)

Around 100 camels from the UAE arrive in Namibe to boost tourism
https://www.verangola.net/va/en/062024/Environment/40341/Around-100-camels-from-the-UAE-arrive-in-Namibe-to-boost-tourism.htm

Namibe州はアンゴラ南端にあります。衛星画像を見ると、このNamibe州は、大西洋に面しているにもかかわらず乾燥している地域が多くあって、気温もそれなりに高いのでしょう。これならラクダにとっては最適な環境ではないでしょうか。何より、ラクダは水が飲めなくても長く生きられるので、昨今の世界的な気候変動を考えると、観光・地産地消といった側面から大きな利点になりますよね。ただ観光だけで見ると、ルアンダからちょっと遠いのがネックになりそうですね。 飛行機の国内線で行けるのかしら(正直道路の整備状況に関しては期待していないです、行った事ないけれど)。まずはラクダが全頭新しい場所の気候に慣れる事を願って、そこから行政と住民にとって良い方向に向かえばいいなと思います。