最近の南アフリカのラグビー

今回はスポーツについて取り上げます。
日本で人気のあるスポーツは何かと聞かれたら、野球とサッカーと答える方がかなり多いのではないでしょうか。
南アフリカ共和国で人気のスポーツと言えば、基本的に3つです。
ラグビー、サッカー、そしてクリケットです。

ラグビーは、今では南アの国民的スポーツと言っていいでしょう。南ア代表は2019、2023年とW杯で連覇を果たし、2027年のオーストラリア大会で史上初の3連覇を目指しています。ちなみに、ちょっと調べてみると、ラグビーW杯での最多優勝国は南アフリカ(4回)でした。映画「インビクタス」はこのうち1995年の優勝がこれに該当します。日本でも、2015年のラグビーW杯以降、ラグビー人気が少しずつ浸透しているような気がしますが、皆さんはどうお考えでしょうか。とりあえず、「ブライトンの奇跡」の時に南アにいなくて良かったと思っています。

今回は、ラグビー南ア代表チームの最近の状況について書いてみたいと思います。

今年も、ラグビーチャンピオンシップの季節がやってきています。
知っていらっしゃる方も多いかと思いますが、このチャンピオンシップ、南半球の4ヶ国(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン)の総当たりの合計6試合が行われます。国の名前を見ただけで錚々たる顔ぶれです。アルゼンチンというと、サッカーを思い浮かべる人が多いと思われますが、2023年のラグビーW杯で日本代表はその強さを見せつけられました。
今回のラグビーチャンピオンシップは4試合が既に終了していて、南ア代表スプリングボックスは4戦全勝。他の3チームは勝敗を分け合う形となっていて、結果として現在は南アが首位となっています。オーストラリアとニュージーランドに対してきっちり連勝したのは「すごい」の一言です。ただ、2位のアルゼンチン代表(2勝2敗)との対戦が2試合残っていて、ここでうっかり連敗しようものなら、逆転されてしまう可能性がでてきます。

2024年度版のアルゼンチン代表は、確実にレベルアップしている(意訳)

Springboks expect a tough encounter against revved-up Pumas
ttps://www.sabcnews.com/sabcnews/springboks-expect-a-tough-encounter-against-revved-up-pumas/

いくらスプリングボックスとはいえ、一筋縄ではいかない相手だというのは承知しているつもりですが、こう言われてしまうと、ちょっと嫌な予感がしますよね。ただし最終戦は南ア代表にとってホームゲームになるので、最悪ボーナスポイントを取られない(あるいは取り合う)形で南アに戻ってこられればいいのかなと思っています。

最後に、ラグビーの試合を見るたび、考えるたびに思うのですが、試合結果がどうであれ、選手の皆さんが大きな怪我をすることなく、家路についてほしいですね。