アフリカ諸国で働いている日本人の方々は、大抵の場合、現地のお抱えドライバーがいて、移動する際には自分で運転する事はまずないと思われます。プライベートの時は当然自分で運転する事になりますが、ここで皆さんがイメージするアフリカを思い出してください。
そうです、「 大自然と野生動物 」です。野生動物は抜きにして、運転する時にこの大自然がかなりの強敵になってしまう事があります。なぜかというと、どんなにスピードを出しても景色が変わらない、つまり、眠くなってしまう場合があるのです。
というわけで、今日のタイトル、エナドリ(エナジードリンク)の話に移ります。
今回、所用があって長距離の移動をする必要がありました。しかも、2日連続での長距離移動です。長い距離を運転する際には私は毎回エナドリを飲用しています。運転中に眠くなって事故でも起こしたら大問題になります。場所によっては、クリニックではなくちゃんとした病院が100 km 先、救急車が来るまでに時間がかかりすぎる、といった事が生じます。結果としてエナドリを初めて2日連続で飲むことになりました。そしてこれが、体に問題を引き起こしてしまいます。
エナドリにはカフェインが多く入っているのは、知っていらっしゃる方も多いかと思います。詳細は以下の農水省のリンク先を参照してほしいのですが、2日続けて飲んだ後、まさに次の症状のいくつかが出てきました。
・カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。
カフェインの過剰摂取について
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
今までエナドリを飲んでも出てこなかった、手足のしびれ、というのもこれが原因なのかと思い、これを書いている今日は水をたくさん飲んでノンカフェインで過ごしています。これで少しは症状が改善すると良いのですが(少なくとも現時点で、手足のしびれはほとんどなくなりました)。
今回は、長距離の運転をする時には、エナドリ摂取は控えめに、という話をしました。ちなみに、アフリカ南部を運転していると、牛やヤギだけでなく、ゾウやキリンといった野生動物が道路から見られたり、道路を横切る場合があります。ケニアやタンザニアといった国々も同じような事があるのか少し興味があります。道路事情の話はまたいずれお話ししたいと思います。