本当ならば、モロッコで絶賛開催中のアフリカネーションズカップ(AFCON)の進行状況を書こうかと思っていたのですが、今年の8月に一部界隈で話題になったJICAのニュースを見つけたので、その話を書こうと思います。

「ホームタウン構想」
覚えていらっしゃる方もいるかと思いますが、この構想を中心になって描いたのがJICA(国際協力機構)です。幸い、この構想は白紙撤回のような形になりましたが、最終的にこの機構へ向けた反対運動にまで発展してしました。

そんなJICAがボランティア隊員を集められなくなっている、との事です。

協力隊への応募者数が最大だったのは1994年度の約1万2千人。2007年度に5千人を切り、24年度は1900人弱まで落ち込んだ。

JICA担当者は「背景には国際協力への関心低下がある」と分析

「海外協力隊、60年で応募者激減 JICA岐路、1900人弱に」より引用

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2025123001000847

この数字だけ見ると、ピーク時から10年と少しで、隊員数が半減しているのですよ。これは端的にJICAの宣伝不足みたいな要素「も」あったのではないかと思うのですが、まあ当該担当者はそうは言えないですかね(苦笑)。
この時期はちょうど就職氷河期にあたり、仕事がない大卒が多数いたと思われます。にもかかわらずここで隊員数を増やせなかったという事は、「ボランティアの2年間>非正規労働の2年間」という価値をJICAが提供できなかった、ということになるのではないでしょうか。

あとはこの担当者のコメントについてですが、「自分たちの生活が厳しいのに、毎日が精一杯なのに、どうして国際協力(=他国を考える事)に目を向けることができるのでしょうか」と問いたいです。まあ、JICA職員の平均給料はかなりよろしいみたいですし、日々一生懸命働いている一般国民のことなど理解できないでしょうね。この意見に反論したいJICA職員がもしいらっしゃるようでしたら、まずは海外赴任・出張時のビジネスクラス利用を止めてからにしていただきたいものです。

もう少し掘り下げると単純に、「国際協力の方法が、JICAの海外ボランティアだけではなくなった」のかなと考えています。直接現地へ行く、海外NGO、国連組織での就職、クラファンなどなど、国際協力の手段が多様化しているのではないでしょうか。
海外からの情報が手に入りやすくなったこの時代、自分で情報を得て、自分の力で国際協力に携わっていく。そのような人たちが、JICAボランティアを選択肢に入れる必要があるのでしょうか。

最後に、どうしてもボランティアの数を増やしたいのであれば、オフィスで〇金を作ることばかり考えていないで、外から空を見上げていろいろなアイデアをひねり出してください。