SMMEsとは、Small, Medium, and Micro-Enterprisesの略で、日本語だと「中小零細企業」と訳します(SMEと表現する時も)。この2、3年くらいでしょうか、頻繁にこの略語を見るようになりました。今回は、SMMEsの話をだらだらとしてみようと思います。

ボツワナでは、銀行だけでなく、証券取引所(stock exchange)もさらなる支援を開始するようです。

ボツワナ証券取引所(BSE)は中小企業(SME)への支援を強化しており、今年、市場へのアクセスと直接的な資金提供に関する2つの新しい取り組みを開始
https://www.mmegi.bw/business/bse-beefs-up-support-for-smes/news

ダイヤモンドが売れずに苦境が続いているボツワナですが、これなら、海外からボツワナの株を買える仕組みがあれば、SMMEsが国内・国外から資金の調達がしやすくなります。ボツワナでは、SMMEsが対象とする顧客は主に政府とされています。はい、お金がないボツワナ政府です。おかげで、国営のボツワナ航空に利益が出ていないようです(公務員の利用が減った)。話が逸れましたが、現在の財務大臣は「もう国を当てにしないでほしい」といった趣旨の発言をしているなか、海外からどれだけの資金が調達できるかは正直疑問符がつきます。
可能であれば、私はちょっとだけ資金を投入したいですね。

話がボツワナの隣国に移りますが、先月の報道によると、ジンバブエでのSMMEsは以下のようです。

(SMMEsは)全雇用の70%以上を占め、GDPの60%以上に貢献

https://allafrica.com/stories/202602260422.html

GDPの6割以上ということなので、SMMEs全体でみれば、国の経済にそれなりの影響はありそうですね。あとは約1700万人の人口をかかえるジンバブエで、中小零細企業が「一度にたくさん」倒産するような事態にならないのを祈るだけですね。周辺国への(不法)移民という視点からみても、何とかムナンガグワ大統領に引き続き頑張ってほしいですね(2030年まで職を続けてほしいとは言っていない)。

ここからは、つらつらと。
結局、SMMEs全体を成長させないと、国内の失業率が改善しないのでしょうね。
大企業は南アに本社(あるいはアフリカ支社)をすでに構えていて、今からその周辺国にその機能を移す利点がないですし、また人口からみた経済規模も弱いです(南アが一番強い)。よほどの税制優遇をしなければ、大企業が国民を大量に雇用、という状況が南アの周辺諸国には生まれないですよね。仮にそれを実現したとしても、今度は税収が思ったより増えないという事態になってしまいます。
というわけで、SMMEsに目を向けることになるのだけれど、ちょっと高めの地元産のものを選び続けられる人たちがどれだけいるのか、という問題が必ず出てきます。近くに南ア資本のスーパーなどがあればそちらを利用してしまいますよね(ちょっとは安い)。じゃあ、どうすればいいのよ、となりますが、月に2回くらいは「地元で作られたものを購入しよう」という呼びかけを消費者に対して実施していくしかないのかな、と考えています。すごく地味で、アフリカの人々には苦痛でしかなさそうですが(苦笑)。そうやって、少しでも国内で地道にSMMEsで頑張っている人たちにお金が(政府抜きで)回ってまた次へ、という循環を作るよりないのかな、と現時点では思っています。