先月のブログで、ラグビーチャンピオンシップの話をしていました。
ふと、環太平洋でもラグビーの大会をやっていたのを思い出したので、今回はラグビーの話をしていきます。
環太平洋の6ヶ国でパシフィックネイションズカップ2024が実施されました。
プール戦の後の準決勝・決勝は日本で開催されていたみたいですね。南半球のラグビーチャンピオンシップにばかり注目していたので、どこで開催されたまでは把握していませんでした。ちなみに3ヶ国総当たりのプール戦で各国1試合ずつの対戦が行われていたみたいですが、ラグビーの認知度を少しでも上げる事に(特に北米大陸)寄与するのではないかと好意的な気持ちを抱いていますす。
結果は環太平洋地域の強豪フィジーが優勝して、日本代表はホームの花園で残念な結果に終わってしまいました。フィジーは昨年のフランスW杯で、エディー=ジョーンズ(現日本代表HC)率いる強豪オーストラリアを破っているのですよね。去年の勢いがまだ残っていそうですし、妥当な結果なのかなと感じています。フィジー代表の皆さん、優勝おめでとうございます。
もちろん日本代表の敗北はとても残念ですが、目標地点は新しいプール・トーナメント方式になったW杯での優勝です(ベスト8にいければ御の字かな、と個人的に思っています)。今回の4試合を糧にして、W杯本番までに国際試合での経験をたくさん積んでほしいです。日本代表は予選免除で本戦出場が決まっているので、そこを見据えた代表の育成・強化が出来ると思います。
ラグビーチャンピオンシップは、南アフリカ代表が無事に優勝しました。
4戦全勝で敵地に乗り込んだスプリングボックス(南ア代表の愛称)は、アルゼンチン代表に1点差で敗北してしまいました。この結果、最終戦で南アが負ければアルゼンチンに逆転優勝の目が出てしまったので思わず、何してるんだよ!、と叫んでしまいました。
スプリングボックスの最終戦は、2010年サッカー南アW杯でも使われたMbombela studiumで、アルゼンチンとの勝負。結果だけ見れば、大差をつけて南ア代表が勝利をおさめ、今年のチャンピオンシップでの優勝が決まりました。それはとても嬉しかったのですが、同時に「 きっちり勝ったけれど、じゃあアルゼンチンでの敗北はなんだったの 」、と感じたのは私だけではないはずです。推測ですが、敵地での試合では最悪負けても大丈夫なので、2027年に備えて、新しい戦力を試してみたかったのでしょう。本番はW杯だけれども、負けることが許されないチームのさじ加減ぎりぎりの判断だったと思います。
ちょっと心配なのが、オーストラリア代表です。
今回のラグビーチャンピオンシップで、たった1勝しかできませんでした(南アとニュージーランドに連敗で、計1勝5敗)。次のラグビーW杯の開催国ですので、是が非でも本戦で優勝したいと願っているはずですが、この低空飛行だと敵ながら3年後がちょっと大丈夫かなと思ってしまいました。来年以降に快進撃が見られることを願っています。でも、日本と南アにはお手柔らかにお願いします(苦笑)。