
ものの見事に予想が外れてしまいました。
前回のブログで「 政権交代はない 」と書いていましたが、まさかの事が起きてしまいました。
そうです、政権交代が「 起きました 」。
一昨日の10月30日に選挙(国政と地方自治体)が行われました。地方自治体の結果はあまり興味がなかったので、国政の投票結果をXで眺めていました。開票作業が終了した最初の選挙区の結果が出た時、当選は野党側の立候補者でした。
「 まあ、開票は始まったばかりだし、そのうち与党側の立候補者の当確情報が出るでしょ 」
と思って、のんきに他の事をしながら結果を見守っていました。
しかし、待てど暮らせど、与党側勝利のポストが出てきません。出てくるのは野党側ばかりです。
「 この調子で、本当に与党は政権維持できるのかしら 」
14か15選挙区続けて「 野党側に軍配が上がる 」ニュースを見たのは覚えているのですが、気が付いたら眠りについていました(お酒を飲み過ぎて、おちてしまったとも言います)。
そして今日になってもその状況は変わりません。
「 あの、赤の議席数が全然増えないのですけれども(ボツワナは色で政党を表わすことがあり、赤は与党) 」
などと思っていたら、野党全体での総議席数が国会の議席の過半数を上回り、つい先ほど野党の1つ、UDCが過半数の31議席を確保したことが報道され、私の予想は残念ながら大外れとなってしまいました。
ここまで野党側全体でぶっちぎりで議席を取るとかありえないでしょ。
今年実施された南アフリカの選挙では、政権与党ANCが40%の支持を保ちましたが、ボツワナの与党(野党に転落が確定しましたが)BDPは今回、それどころではないくらいの大大大惨敗をしてしまいました。どこかの政治評論家が、「 どの党も過半数は取れない 」と言っていた記憶があるのですが、その方ですら三つ巴くらいを想像していたのではないでしょうか。
というわけで、私にとっては全くの予想外な結果になった、ボツワナの国政選挙(地方自治体もありましたが)について速報でお伝えいたしました。モザンビークは与党の勝利に終わったはずですが(間違っていたらごめんなさい)、南アのANCは過半数割れ、ボツワナではBDPは大敗北となりました。これら(特にボツワナ)の結果に、すごく驚いているし危機感を抱いているのは、ナミビアとモーリシャスではないでしょうか(両国共に11月に選挙)。ボツワナでは、選挙前に特に政治的うねりがあったわけではなく、まさにサイレンスマジョリティーが行動を起こした結果だと思いますので(あくまでも一つの要因)、両国の与党側は有権者の動きが見えなくて不安で仕方がないと思いますよ。
最後に、予想が外れてしまい、申し訳ございません。