アンゴラの今を少しだけ

アンゴラの話をする前にご報告があります。

今さらで恐縮なのですが、先月の時点で、エムポックスに関連したボツワナ入国時の体温検査はなくなっていました(少なくともハボロネの空港では)。推測になりますが、他の空港や陸路でも同様だと思われます。ただし、別の理由で体温検査を実施している場合もあるかもしれない事、あらかじめご了承ください。

本題に入りたいと思いますが、アンゴラ村長の話はまったく出ません。あらかじめご了承ください。

知っていらっしゃる方も多いと思いますが、アンゴラの公用語はモザンビークと同じくポルトガル語です。そして、英語が少しできる程度の私には全く歯が立たない言語です(しかも、「ポルトガル」のポルトガル語に近いらしい)。なので、現時点でアンゴラと言えば、

1. 大統領が、DRコンゴとルワンダ両国の関係修復に関して、積極的に動いている
2. バイデン米大統領がアンゴラを訪問して、Lobito鉄道プロジェクトをやりましょう(費用は米国持ち)と呼び掛けた

くらいの事しかわからないです。

ところが、届いたメールのある個所を見て、「もしかしたら、(日本的に)アンゴラ、ちょっとだけ重要な国になるかも?」と感じたので、最近のニュースを見てみました。

どうやらアンゴラでも、太陽光パネルで作られた電気をグリッドに供給するようになるみたいですね。ナミビアとかザンビアとは違って、この国は石油がとれるのだから、普通に低CO2排出の火力発電所を造ればいいのに(もちろん石油を使った)、と思ってしまうのは私だけでしょうか。どう考えてもアンゴラは南アよりも二酸化炭素を排出していないと思いますし(確か南アのCO2排出は世界の約1%)、最新鋭の火力発電所を2、3個建てたところで世界に大きな影響はないと思うのですけどね。どことは言いませんが、二酸化炭素排出量なんて関係ない、というくらいの勢いで石炭火力発電をしているところもありますし。
これ以上書くと危なそうなのでこのへんで。

あと、気になったのは、公務員の給料が25%上昇するという話がありました。一気にそんなに上げて大丈夫なのかしら、と思ったのですが、国のインフレ率も大体同じような数値らしく、それなら悪くない話なのかなと思います。ただ、政府は以前、今月からこの「給料調整」をする予定だったのを再来月からに延期したようで、労組がこれに不満を示しているみたいです。インフレ率がそれだけ高くても、生活できてしまっているのがすごい気がします。

最後に、ルアンダ州とその周囲でコレラが発生している模様です。近日中にアンゴラへ渡航される方は、十分注意してください。