もしかすると、TICADの影響で偶然このサイトにたどり着く方がいらっしゃるかもしれないので、今回は「アフリカ南部での生活」について、記してみようと思います。

アフリカ大陸で生活する、と書きましたが、その大半が日本で仕事をするのと基本同じだと、私は思っています(JICAのボランティアに関しては、ひとまず除外しています)。

朝起きて、食事をとって、出勤して(大抵はドライバーが迎えに来てくれるのではないでしょうか)、会社に着いたあとは、始業。
お昼ご飯は大抵職場の人間と一緒にどこかの(和食)レストランで食事。
その後は、業務をこなして、定刻に終業(時々残業あり)。
残業と書きましたが、現地の治安を考えて、残業できないかもしれません。
終業後は家に戻って食事をしてその後は、リラックスして就寝。

というわけで、最初に書いた通り、日本の会社員やアルバイトとして働いている時の行動とあまり変わらない事がおわかりいただけましたでしょうか。

だからといって、日本で働く事と、海外で働く事との違いがないわけではありません。

では、違いはどこになるのかというと、(1)日本との時差を考えて仕事をする必要がある、(2)住んでいる場所と、(3)油断すると犯罪にあいやすい、(4)使用する言語、(5)ローカルの人たちの仕事観(のようなもの)の5つが、私の考える違いになるのかな、と思っています(もちろん異論はあると思いますが)。

特に(2)(3)(5)は、その違いを意識しないと大変です。
例えば、アフリカに限らず海外に赴任すると、大抵の場合は日本の時よりもいい家に住めます。そして、そちらの生活に慣れてしまうと、日本に戻った時のギャップが激しかったりします(私の友人談)。(3)に関しては、一例を挙げると、夕食を外で食べた後に、タクシー(の類)を待ちながら携帯を手に持っていると、いきなりひったくられます。また、日本と同じ感覚で夜に出歩いていると襲われたりします。(5)は仕事に大きく影響するので、赴任前にお知恵を拝借という形で、先人からいろいろな話を聞くといいと思います。運が良ければ、なまけものの国民性のおかげで、金曜日は仕事にならなくて、実質週休3日みたいな生活ができるかもしれませんね。

今回は、アフリカ大陸も含んだ、海外で働いたり生活する事に関して、私の思うところを書いてみました。
海外での生活が難しいかどうかは、これを読まれた方の考えにおまかせしますが、比較的長くアフリカ南部にいた1人として、
「海外赴任のチャンスがあれば、海外へ出て、ぜひその知見を広めてほしい」と言って、今日の書き込みを終わりにします。