先日、ボツワナのSelebi-Phikweという町で、マラソン大会が行われました(10周年記念の大会だったようです)。この町はかつて鉱山で賑わっていたのですが、鉱山が閉鎖された現在は、その時の賑わいはほとんど見られないのですが、この大会の時だけは当時の賑わいが戻っているのではないでしょうか(多分)。
最近、アフリカ南部のニュースを追っていると、新しくマラソン大会が誕生しているな(ハーフ、フルマラソン問わず)、と思いまして、ChatGPTに調べてもらいました。すると、この地域では2022年から今年までで、新たに11のマラソン大会が開催されました(確認がとれただけで)。そしてうち4つが、なんとボツワナ(1. FNB Kazungula Bridge、2. Makgadikgadi International、3. Samora Machel Compatriot、4. Sir Seretse Khama Commemoration)とのことでびっくりしました。ちなみに、4つめのマラソン大会は2024年に誕生した大会だったのですが、ちょっとここでは言いづらい話が(政治的にマイクオフ)。
ボツワナでマラソン大会が次々に誕生するのは何となくですが想像できます。スポーツツーリズムと(比較的お金をかけないですみそうな)地域振興がその理由です。Kazungula(遠くないところにチョベ国立公園がある)とMakgadikgadi (Pan)はボツワナの観光地として有名なところで、主に海外からの選手に「マラソンした後は、ボツワナの大自然の中で、ゆっくりしていってね」と言っているのではないでしょうか(まさにスポーツ+ツーリズム)。特にこの2、3年は、陸上競技においてボツワナの選手が大活躍をしている事から、今後もスポーツツーリズムの1つとして続いていくでしょう。上記の3と4は、ツーリズムとは関係なく、地域・住民とが一体になって実施されていると思われます(場所的に観光名所はこれといってない)。人が集まれば、そこには(イン)フォーマルな人たちが商売をして、たった1日ですが、その町では(町の外からの)お金の動きが大きくなって、少なくとも数日は多数の住民が嬉しい気分になるでしょう。しかも、既存のインフラを上手く活用できるので、そこまでコストはかからないでしょうし(ボツワナの道路は良好だと言われています)。
と書いてみると、いろいろな町村が「おらが村のマラソン大会」を短絡的に考えてしまいそうな気がします。しかし、1度始めたら簡単に止める事は出来ませんし、スポンサーの確保が毎年問題になってきます。冒頭のSelebi-Phikweでのマラソンは大手携帯電話会社が、Kazungulaマラソンは大手銀行がそれぞれスポンサーなので、簡単に終了する事はないですが、 他の大会で大口スポンサーがついてくれない大会となると、結構厳しいですよね。このような大会でスポンサーをしてくれそうな企業は、既に様々なスポーツ活動にお金を投じていますし。
そんなわけで、今回はボツワナだけの話になってしまいましたが、他の国も同じ理由でマラソン大会を開始したのだろうなと思っている一文字がお送りいたしました。


