南アが不法移民の事で異議を唱えた


南アで大規模な抗議活動がおきたゼノフォビアに関して、アフリカ連合で上手く立ち回りました。

南アフリカは、ガーナがアフリカ連合で排外主義的な暴力を取り上げる試みを阻止し、焦点を大陸全体の移民課題へと向けました。

https://x.com/BusInsiderSSA/status/2083226683109224454

時々聞かれる論調が、「アパルトヘイト政権下で、ANCの活動を国外から支えていたのに、その恩を忘れたのか?」というものです。まあ、理屈はわかるのですが、それでも、マンデラお爺ちゃんが大統領になってから30年が過ぎています。時間的にその論調を続けるのはそろそろ限界な気がしますし、その同じ年月で自国で雇用をどうにかできなかったのかしら、という「感想」も出てきます。実際、ボツワナから南アへ「不法」移民がという話はないですし、ナミビアからというのも聞かないのですよね。

まあ南アは「多少の不法移民はやむを得ない」と考えているふしがある、と私は思っているので、わざわざ名指しで採決されるとなったら、それは動きますよね。むしろ、「お前ら(この場合はガーナ)だって、経済大きいのに、どうしてわざわざこっちまで来るんだよ」と内心腹が立っているのではないでしょうか。

というわけで、JETROさんの『アフリカ・ビジネスデータ集(第2版)(2025年7月改訂版)』から、アフリカ諸国の名目GDPを抽出してみました。

JETRO『アフリカ・ビジネスデータ集(第2版)(2025年7月改訂版)』より一部抜粋

一部は比較のために載せていますが、大半の国は南アに不法入国していた人間の国籍(報道ベース)を含んでいます。これを見ると、南ア1国のGDPと表中の残りの国からケニア・アンゴラを引けば、ほぼ同じGDPになっちゃうみたいです。GDPが大きいということは、経済もある程度回っていると考えることができるので、それは確かに南に来ちゃいますよね。というか、ここには書かなかったけれど、名目GDPで測れば、エジプトと南アはほぼ同じなんだから、エジプトに行けばいいのにな(なお、肌の色が違うから一発で不法とバレる模様)。

まあ、南アでのナイジェリア籍の不法移民は有名な話で、映画「District 9(第9地区)」でもギャング的な立ち位置でナイジェリア人が出ていた記憶があります。もう、不法入国のルートが出来上がっているのでしょうね。なので、南アとしては多少のundocumented(オブラート)は政府としては多めに見るけれど、大元の供給源を他国も摘発してくれよ、という事でしょう。どの国もお金がないから、出来る事は限られるでしょうけど。
個人的にはちょっと興味が残っているので、もうしばらく南アの不法移民反対運動を追ってみようかなと思っています。

というわけで、最後に。
ねえ、JETROさん、ザンビアに日本邦人が200人もいるって本当ですか!?