ボツワナ共和国独立60周年に思うこと


60年前の今日、ボツワナ共和国はイギリス連邦から独立しました。
翌1967年、国のほぼ中央に位置するオラパという村で、ダイヤモンドが発見されました。これに関しては、いろいろなうわさ話がありますがそれはさておいて、この数年後にこの村でダイヤモンド鉱山が操業を開始しました。そして数十年経った今も操業を続けています。

ダイヤモンドで発展していたボツワナが、ダイヤモンドに依存し過ぎていたせいで、現在大ピンチを迎えています(経済的に)。現政権は、「経済の多角化を進めなければならない」と声を大にしていますが、いかんせんお金が足りないです。「海外から直接投資が来ます」と叫んだところで、その実態は「投資がくる(投資をするとは言っていない)」的な、まだ先方の口から発せられたままのものが多いです(=お金はきていない)。

ボツワナの独立記念日というめでたい日に、これ以上負の話をするのはやめておきます(苦笑)。ただ、もう少しだけ、思っている事を書いてみます。

ボツワナ共和国がその歴史を歩んできた中で、私が接してきたのはほんの数年に過ぎません。
ただし、その数年の間に、公務員、タクシーの運転手、近所の子供たち(極力接触は避けていましたが)、ごく普通の国民、多岐にわたるボツワナ人を見てきました。給料が何か月も出ていない状況でも、毎日オフィスの掃除をしている人たちもいました。

あれがだめ、これもだめ、という話を始めたらいくらでも話せますが(苦笑)、私が言いたいのは、大半の国民は少ない給料とインフレに苦しみながらも、毎日の生活を送っていたという事実です(今も変わらない、あるいはもっと大変かも)。仮に彼らが住んでいるのが持ち家だったとしても、日常生活はかなり厳しかったのではないでしょうか。そして、その苦しさを彼らが乗り越えられるために、今の政府は「持続可能な」計画を持っているのですか、というのが、今日のブログで一番言いたい事です(持続可能という言葉自体、私はあまり好まない人間ですが(持続性を考えるのは当然だから)、あえて使います)。

現在、ボツワナ政府・与党は、2年前の選挙公約を実現するべく、補助金のような形で国民生活をサポートをしています。つまり税金を投入しています。もちろん、国民生活を少なからず意識しての行動ですし、国民もそれを期待して、現政権に一票を投じたわけです。ただ、そのやり方は、現在のダイヤモンドの売り上げ絶不調という状況下では限界がありますし、現実にそのようになっています(世銀を除いた世界の金融機関やファンドから支援を受けている)。一応ダイヤモンド価格の下落は収まった様相ですが、未だ予断を許さない状況です。また、高い収入を得られる人の所得税(?)が上昇したみたいです。政府として節約をしてはいるようですが、それもいつまで続くか分かりません。割とギリギリな状況なのかなと感じています。

長くなってしまいましたが、ダイヤモンドが売れなくなり、経済の多角化をしなければならない、でもお金が足りない、そのような状況下で、ボツワナ共和国として現在抱えている問題を次の10年でどのように解決していくのか。60周年を迎えたことをきっかけとして、国全体から見て考えてほしいな、と心から思っています。

独立60周年、おめでとうございます!!