前回に引き続き、ナミビアとボツワナをつなぐ鉄道が建設されるかも、というお話です。
前回の終わりで「他に使い道がないのに、どうやって利益を出すのだろう」と書きました。
何を言っているんだ、この人は、と思うかもしれません。
私たち日本人は、基本的に線路が敷かれれば、その上に旅客車両が走ったり、貨物が走ったり、線路の点検車両が動いたり、ということを想像されると思います。毎日それが繰り返されるのが当然のことで、働いている職員の方々には感謝しかありません。
しかし、残念ながら少なくともボツワナでは事情が異なります。
旅客鉄道は運行していません。貨物は運行しています(毎日運行しているかは不明)。
メンテナンス、やっているか甚だ疑問です。
国営企業というのを言い訳にして、この数年決算を出していません(赤字なのでしょう)。
昨年だったかと思いますが、この国営の鉄道会社は取締役会を解散、という非常事態に。
そして、利益を上げていないのに、給料をあげろとか職員が言い出す始末。
ここまで並べれば、私の「感想」はお分かりいただけるかと思います。ナミビア側の事情はわかりません。
どのように利益を出すのでしょうかね(笑)
なので、貨物の運行でのみ収益を上げるのであれば、多少のコストカットをせざるを得ません。
管理部門にいるマインスイーパーかソーシャルメディアしかしていない職員を切って、代わりに将来の会社を担うであろう若い人間を雇います。何をしているかよくわからない職員2人と何も知らない若手3人でも大差ないでしょうし、コストカットできるでしょう。若者の失業率対策に貢献できます。「俺たちだって家族がいる」などの怨嗟が聞こえてきそうですが、「その結果がこの体たらくでしょ」と乗り切るしかないです。
問題は、それを最終決断できる大統領ですら、それを言えなさそうなのが、何とも言えないです(人権派弁護士といううたい文句が大統領にはついている)。
一応ナミビア側から、鉄路で何かを運搬できるとは思いますが、基本的にどちらの国も輸入品は南アからですし(つまり、ナミビアから鉄路を使って輸入するものはなくはないけれど、といったレベルと推測)、石炭の運搬は専用の貨車が一般的なので、石炭をナミビアの港に降ろしたら帰りは空気を運ぶだけの貨物列車でしょう。
というわけで、冒頭のカギかっこを回収すると、「石炭運搬しか使い道がないのに、どうやって利益を出すの(人件費を削るのが第一)」になります。今年末から着工する、との話が出ていますが、資金調達に問題が発生して、破談になってくれないかな、と思っている一文字がお送りしました。
どうみたって赤字線路にしかならないのに、無駄なお金を使う必要はないですよね?


