選挙そのものは、私(大抵の人が、だと思いますが)の予想していた通り、HH大統領の再選が決まりました。ところが、再選した政権のその後の動きが、なんとなく意味不明な行動を連発していたので、様子を見ていました。今回は、大統領選挙後の騒動(?)について書いてみます。
まずは、野党側の大統領候補(ムンドゥビレ氏)が、「今回は不正選挙だ!」と声をあげました。
ここだけ聞けば、「ああ、ありがちないつもの台詞(負け惜しみ)だな」と考えるかたもいるかと思いますが、調べてみたところなんと「投票用紙・選挙資材の管理に問題があった」「投票所で記録された票数と、後に発表された数字が一致しない」といった「ネタ」があったようなのです。選挙区によっては、HH大統領とムンドゥビレ候補が接戦になった場所もあったはずなので(ごめんなさい、ちゃんと追跡しませんでした)、そのような証拠があがっているのなら、ムンドゥビレさんも文句の2つ3つは言いたいですよね。
これだけなら、特にここでの話題にしようとも思いません(苦笑)。
ここからがある意味、今日の本番です。
次にあったのが、選挙結果への異議申立て期限の「当日」に、なんと主要裁判所が封鎖されました。つまり、異議申し立てが不可能になってしまいました。「異議申し立てを受理しました(受理したけれど対応するとは言っていない)」くらいにすればいいものを、この申し立てそのものをできなくしてしまったわけです。大丈夫?
あとは大統領候補だったムンドゥビレ氏らが、なぜか捜査対象になってしまいまして。しかも「反逆罪」ときたもんだ。おいおい、それってどうなの、大統領? 自分がかつてやられたからその仕返しですかね? HH大統領は実際に2017年に「反逆罪で」逮捕されていたみたいです。
「反逆罪」と出てしまうと、時系列的にこの後に発生した6人のパスポート取り消しなど、些細なものに思えてしまいますね(苦笑)。国家安全保障上の理由で取り消されたみたいですが、この6人のうち4人が旧PF(ルングのおっさんを支持していた政党、つまりHH大統領から見れば敵対政党)の議員やその関係者のようですが、さすがにこれはやりすぎな印象をぬぐえないです(もちろん、裁判所閉鎖も、反逆罪もやりすぎではありますが)。
いろいろな問題点が露呈してしまった、今回のザンビアの大統領選挙。選挙監視団から指摘されたことをふまえ、次回は改善してほしいです。ただ、確実に言えるのは、HH大統領が全国で見た時に得票数の約6割を獲得した、ということです(不正がないという前提で)。次の5年間、彼の動きをよく見ていてほしいですね。一応、個人的にはHH大統領に期待しています(そもそも、デフォルトの遠因を作った旧PFは当てにならないと思っている)。ちなみに投票率は57.2%でした。

