ザンビア大統領選挙が実施されます


来月はザンビアで5年に1度のザンビア大統領選挙が行われます。今回は現職のヒチレマ(HH)大統領が再選を目指していて、野党が現職を倒せるかが注目です。このブログを書いている人は、前大統領が志半ばでこの世を去ってしまったので、HH大統領の再選はかたいと思っています(前大統領くらいしか、野党をまとめられない)。とはいえ、何が起きるかわからないのが選挙なわけでして。
今回は、HH政権が「これが我々の実績だあ! もう1度大統領をさせてほしい!」と言っている「実績」である、無償教育とCDF(Constituency Development Fund:選挙区開発基金)の拡充の2つを書いてみようと思います。

まずは無償教育についてです。

・HH政権は2022年から初等・中等教育の授業料を実質無償化した
・230万人以上の児童・生徒が新たに就学した
・4万人以上の教師が雇用され、3千の教室が作られた

https://mg.co.za/news/africa/2026-02-10-free-education-becomes-zambia-s-election-battleground/?utm_source=chatgpt.com

2022年のザンビアの人口ピラミッドによれば、5~19歳の人口は約760万人のようです。従ってこの層の3分の1くらいが、新たに学校で勉強できるようになった、という事です。同時にこの数の教師が新たに誕生したということは、大半が公立学校だと仮定すると、国の財政は大丈夫ですか、と心配になってしまいます。しかも、ザンビアの人口ピラミッド構成は富士山型で、学校に通う子供たちの数がしばらくは増え続けるという状況がほぼ確定しています。仮に2期目に突入したとして、その対策を取らなければ将来に渡って持続できるかは難しくなるでしょうね。

もう1つは、CDF(選挙区開発基金)の大幅拡充です。

選挙区開発基金とは、各選挙区へ予算を配分し、選挙区ごとで分配された予算をどのように使うか決められるお金、のようです。例えば、このCDFを使ってある選挙区では学校や診療所の建設修理に予算を使い、別の選挙区では道路の建設や奨学金の付与に使用する、といった感じです。住民が日常生活の中で実感できる小規模インフラ整備を加速させた。日本で例えれば、地方交付税交付金プラス国からの補助金みたいなものでしょうか。市町村といった地方自治体ではなく選挙区でお金を分配する、ってなんか面白いですよね。
ちなみにこのCDF、HH大統領が始めた政策ではなく以前からありました(法律としては2018年制定)。今回彼が実施したのが、このCDFの拡充でした。CDFが1.6百万から4,000万クワチャ(ザンビアの通貨)に増えたそうですよ。

ここまで書いてきて、みなさんお気づきですよね?
私やあなたが野党側だったら、自分たちが勝つためにどこを徹底的に宣伝するか。
そうです、お金、です。

というわけで次回は(あれば)、ザンビア大統領選挙直前、お金のお話と誰が大統領になるかを大予想をします。
と書きながらで恐縮ですが、大統領予想、必要ありますかね(苦笑)